71年頃、山水電気がQSマトリックス方式の4チャンネルステレオを提唱し、4チャンネルブームが始まりました。
そして、CD-4方式、SQ方式、およびQS方式や各社マトリックス方式が乱立し、混乱気味になりました。その後、QS方式をベースに各社のマトリックス方式を統合してRM(レギラーマトリックス)になり、CD-4、SQ、RMの3方式に整理されました。
機器類は、QS方式のQS-1をはじめ各社夫々の方式に適合するものを販売し大いに盛り上がるかと思われましたが、いろいろな方式の乱立などから、一般には広まらず数年でブームは去ってしまいました。
本格的にオーディオを始めた時期であり、一部の機器は揃えたが、ソース(主にレコード)をそろえるまでには行きませんでした。
ただ、当時実験放送していたQS方式のFM放送は良く聴きました。
しばらく経って、今更4CHでもないだろうと考え、それまでの持っていた機器を一旦整理しましたが、ここ10年、もう一度勉強してみようと、また4CHの機器を集めて遊んでおります。
6.1ch時代なのになってこった、、、。(笑)
写真 (上から)
上):OPTONICA MX-200 CD-4 DEMODURATOR
:Technics SH-3480 CD-4 DEMODURATOR
:SANSUI QS-1 QS DECODER
下):VICTOR CD4-1 CD-4 DEMODURATOR
LEFT:DIATONE DA-Q200 RM/SQ DECODER
シャープのCD-4デモジュレーターで、この頃になると小型化が図られ使いやすくなりました。
商標はOPTONICAとなっていますが、日本ビクターのOEMと思われます。
だいぶ前に持っていたものと同型。
いまさら4CHではないだろうと前機を処分しましたが、懐かしくなり再購入してしまいました。
半導体カートリッジにも対応しています。
確りした作りが好きです。
(ボリュームロック等に一部不具合がありましたが修理しました。内部は綺麗で動作は問題ありませんので、現在2CHレコードのイコライザーとしてしても使用しています。)
QS4チャンネルで、4チャンネルステレオの火付け役?だった山水電気のQS4チャンネルマトリックスデコーダー。 当時は買えませんでした。
我が家に来たのは比較的新しく、一通り動作確認しましたが、まだ、使いこなしてはおりません。
CD-4方式の開発メーカー、日本VICTORの初代のCD-4デモジュレーターです。
DIATONEのRM、SQデコーダーです。
ロジックコントロールで左右、前後のセパレーションの改善を図ったものです。
また、リヤーチャンネル用のアンプを内蔵していますの簡単に4CH化できます。
こんなのもあったんですね。
オットー(OTTO)のオールインワンタイプの4chレシーバーです。
4ch分のアンプ内蔵、FM放送のほか、RM、SQのマトリックス方式、およびCD-4方式の4chステレオを楽しむことができます。
配線の一部を修理しましたので、回路的には古いものですが、チューナー、アンプ等動作OKです。
(一次テスト用に使用)
ダイヤトーンの三菱電機製 4chデコーダー。 マトリックスのセパレーションを改善する、ロジック回路内蔵している。
ハム音がのるようになったとのことで、修理前提で買取った。 原因は電源部だろうからすぐ直ると思ったが修理に結構手間取った。
電源部トランジスター数個、抵抗、コンデンサーを交換。 電圧調整を行い修理完了。
音声が通るIC部分は特に問題がなくそのまま使用することにした。