現在、主に使用しているパワーアンプ3機種、ラックの都合上、他は別室にて保管
およそ30年前のこと、第2子が小学校に入学するのにあわせて田無市(当時)から現在の住居に引越しをしました。
毎日常磐線にゆられて東京都心までの一都二県をまたぐ遠距離通勤者となりました。
通勤途中なので秋葉原は良く行っていたが、地元で電気屋(私の思う電気屋)はなく、パーツなどの入手は困難でした。
そのなかで、取手駅西口から少し行ったところに「マルxx電気」があり、一般家電の他にパーツ類などもおいてありました。 併設して試聴室もあり、時々試聴会を開催していましたので何回も遊びにいきました。
あるとき、「UREI」の大型スピーカーの試聴に「クリスキットのアンプ」を使うということを聞いたので、早速行ってみることにしました。
当時は秋葉の鈴蘭堂で聴くことができたと思いましたが、地元で試聴できる折角の機会でした。
「クリスキット」はメーカー製品と一線を画し、厳選したパーツのセットとして販売されていたもので、自分で組み立てるか、サポータに組み立ててもらうかの珍しいシステムで販売されていました。 格安ですが、抜群に音がよいとの評判が広まっていました。
クリスキットとしては他にも数機種が販売されていましたが、主はP-35ⅢのメインアンプとMARK-8のプリアンプであったと思います。 購入したのは、丁度、P-35Ⅲが発売されて間もない時期の事だと思います。
会場で確かにいい音を聴かせてくれており、ソースの良し悪しが素直に出るアンプなのではないかとその時に感じたのを今でも覚えています。
さて、試聴会を終え、その時の手持ちのお金でメインアンプを購入し持ち帰りました。
早速組み立てを開始しましたが、基板上へ部品の装着、ハンダ付けなのも含め、2日もあれば組み立てが可能だったように思います。
メインアンプの完成後、すぐプリアンプも発注して、一気にクリスキット化が完成しました。 (1984年)
その後はこの装置を主装置として使っており、現在もリファレンス機として使用しています。
プリ、メインあわせて10万円位だったように思いますが、当時のハイパワー化競争に迎合せず、設計の良さとパーツの厳選により良い音を提供しています。
主催者の桝谷氏が他界されたので、残念ながら現在は販売されていないと思います。
なお、クリスキットの完成に伴い、それまで使用していた、何台かのアンプは友人にあげて、一部機器の整理もおこないました。
クリスキットP-35Ⅲを組立てから、メインアンプとしては殆どはそれを使用しているわけですが、予備もそろえておく必要があったため、以前から好きであったONKYOの「INTEGRA M-506R」を入手しました。
発売当時はとても購入できませんでしたが、20年も経てば中古でお手頃価格で買えますね。
現在は他のアンプありますが、P-35ⅢかこのM-506Rのどちらかのアンプを切り替えて使用しています。
もちろん、アキュフェーズやラックスのアンプ等、ゆっくり聴いてみたいアンプは数多くありますが、現在、手元にはありません。
新しくやってきた ふる~いアンプの Technics の60AⅡです。
発売の頃から、欲しかったパワーアンプです。 澄んだ音が心にしみたのを思い出しました。
77年頃発売のアンプですから、現代のアンプに比べれば、いろいろあるかも知れませんが、今でも静かに音楽を楽しませてくれるアンプです。
点検、調整後、2011/3/29 現用にしました。
モジュラーステレオからグレードアップした時からクリスキットになるまでの間、良く使用していたONKYOのアンプです。
クリスキット化後に友人にあげましたが、音の良さと独特のスタイルが好きでした。
M-931が原型モデルで、写真のものはその後発売された限定モデルです。
2-3年前、同型機がオークションに出品されていたので、思わず買ってしまいました。
片CHの初段のデュアルトラジスタが故障していましたので、交換し、再調整しましたので、現在問題なく使用できます。
スピーカーがダイヤトーン(三菱)だから、プリアンプもメインアンプもダイヤトーンにしてみようと、少し前にオークションで購入しました。
訳あり品でしたので、一部は修理しましたが、一部は部品の入手が困難だったため、修理・調整待ちになっていました。
一応仮部品にて、動作は確認済みですので、あとは最近入手できたデュアルFETに取り替えて調整をするのみになりました。
よりパワーアップしたDA-A15DCも入手しましたが、こちらは手直しが完了し、音だしは成功しました。場合によったらこちらの機器から当該FETを外してA10DCに使ってもも良いと思いましたが、その必要なくなりました。(めでたし)
写真は、DA-A10DCですが、DA-A15DCも外見は同じです。 出力の違いがあり、パワートランジスターの数、種類等は異なります。
MOS-FETを使用したアンプで廉価なものだが、この素子がどのような音を出してくれるのかあらためて確認するため購入してみました。
当初、良い音で鳴っており、他のアンプに比べ高域に艶があったように感じていましたが、残念ながら故障してしまいました。(保護回路が働いてしまうようです)
もう一度復活させるため、時間が取れたら詳しく調べてみたいと思っています。
だいぶ前に、ジャンクで購入してあった同型アンプを調べたところ、コンプリメンタリーになっているパワー MOS FETの片側が故障していました。
日立の初期のMOS-FETでだいぶ前に製造終了で今は販売されていないしろもの。
他の品種のFETに変えるには、特性の揃った4個分のFETを交換し、再調整が必要なため手間がだいぶかかる。
したがって、部品取り用として同型機が安くオークションに出品されることを願っていた。
詳細は、「ゆめ工房」に記載しますが、最近該当機を入手し、修理・試験を終了しました。 (写真は修理後の確認テストの状況です。 )
音は綺麗に出ていますが、これからリスニングルームに仮設置してゆっくり試聴してみたいと思います。
2011/6/8
仮設置にて視聴中、、、
特段悪いところはないようではありますが、暫く様子をみて、
電解コンデンサーや配線の一部を新しくしてみようと思っています。
2011/6/12 GNL