話は少し戻って、現住所に引っ越す前のことですから、1973年頃だったように思います。
音場改善とかで4チャンネルステレオが突然台頭してきて、右も左も4チャンネル、、と大騒ぎしていました。
少し経つと、各種方式が乱立して夫々自社方式を主張したこともあり、結局は長続きはせず、4チャンネルは今では死語になってしまいました。
丁度、4チャンネルの勢いが少し弱まってきた頃が、機器のグレードアップを考えていた時期でしたが、偶然、近所の方で、自分のシステムを一式で譲ってくれる人が見つかりました。
結構な価格でしたが、程度がとても良かったのとランクが上の機器でもあったので早速譲ってもらうことにしました。
プリメインアンプ(トリオ)2台、CD-4デコーダー(テクニクス)2台、オープンリールデッキ(パイオニア)、チューナー(トリオ)、ターンテーブル(テクニクス)等でした。
この時のオープンリールデッキがRT-1020Hで、4トラックで10号リール、38cmで録音・再生できる他、4チャンネルテープの再生が可能でした。
SONY、AKAI、TEAC等の有名デッキメーカではありませんでしたが、FM放送の録音に大活躍してくれました。
(テープ価格が高いので4トラックは経済的にも助かりました)
残念ながら、当時は新しい4チャンネルテープを購入できる余裕はなく、4チャンネル再生デッキとしては使用したことはありませんでしたが、、、。
暫く前まで現用だったのですが、保管中に壁面にぶつけてしまい、一部に不都合を生じたので、そのデッキは一時保管することにし、代わりに同型機種をオークションで購入しました。 今でも時々回してみています。
ゆっくり回るリールをみているだけで癒されるから不思議なものですね。。。。。
2011/3.11 地震により転倒 一部故障発生
RT-1020Hを入手後は、もっぱらこのRT-1020Hを使っていました。と言ってもFM放送を録音するだけでしたが、なかなか楽しいものでした。
当地へ引越して暫くの間は5エレ八木を上げてFM放送の受信をしていました。
カセットデッキが発売され、性能が向上するとカセットデッキによる録音が多くなりましたがそれでもオープンリールデッキは活躍していました。
しかし、アンテナの老朽化等で取り外した後はやめてしまいました。
室内が狭くなったので、特に大きいオープンリールデッキは早速倉庫行きになり、その後何年も録音していませんでした。
赴任先の北京から帰国した2003年10月以降、遣り残していたオーディオを復活し、前に購入してあったTEAC-2300S等をオークションで処分するとともに、AKAI GX-650、GX-77、PIONEER RT-2020などを補充し、オープンリールデッキ類の整備しました。
ただ、いまだFM専用アンテナを上げていませんのでFM放送受信は完璧ではありませんから、以前に収録したテープを聞いていますが、是非もう一度録音できるように復活させたいと思っています。
TEAC-2300S 2台は処分してしまいましたが残りのデッキは健在なので活用できると思っています。
(今時、オープンリールデッキ?と笑われますが)
オープンリールデッキの調整はマニアックなので大変ですが、この間、部品化待ちの一台のデッキを教材に使って、ヘッド等のオープンリールデッキ調整法をあらためて学習しました。
また、30年近く前に録音したテープですが、保管の仕方が充分でなく、駄目になったテープもありますが、今日でも使えるものが多いことにビックリしています。
2年ぐらい前のこと、某ショップをうろうろしていたら、引き取ったばかりのRT-2022が台車に載っていました。
これはっと店員に尋ねたところ、これから清掃・点検して値を決めるがこれくらいかな??との話。
そこそこの価格なら最初から買ってしまおうと思っていたので、清掃等は必要ないからと言って即購入。
2トラック用ヘッドが付いているが、4トラック用のヘッドも付属しているとのこと。(ラッキー)
裏ブタの鉄板は塗装が良くなかったのか錆が出ているが、後で塗装すれば良いから問題なし、、、
と言うことで我が家のデッキの一員になりました。
追伸:10号テープが数本おまけに付きました。 (^^)
欲しかったデッキの一つ、AKAI最後のオープンデッキです。 やっと手に入れたのですが、若干難有りでした。
修理をしてOKになりました。小型なので置き場所を選ばずなかをな良いのですが、現在は他機種を主に使用するため、一旦倉庫へ、、、